育休移住準備の中で最も重要なのが海外旅行保険加入です。
大人だけの移住でも慣れない海外生活に体調を崩しがちですが、特に小さな子供連れなので、万が一の病気やケガに対する備えは十分なぐらい必要です。
育休移住準備の際に、飛行機問題や住居問題と同じぐらい吟味したのがこの海外旅行保険でした。
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海外旅行保険って加入してる?
アメリカは医療費が高いことで有名です。
旅行の場合は必ず海外旅行保険に加入することをお勧めします。
短期間の旅行であれば海外旅行保険の保険料もそんなに高くありません。
一般的な観光目的での旅行で入れる保険は大体31日間のものがほとんどです。31日未満の観光目的の海外旅行保険ならネットでかなり割安な海外旅行保険があります。
私の場合は2ヶ月の滞在でしたので割安な海外旅行保険はなく代理店で特別に設計書を作ってもらい加入しました。
短期間の旅行であれば、クレジットカードに付帯している補償で十分だと思っていませんか?
クレジットカードに海外旅行保険付帯の補償を利用する際も必ず補償額を確認し不足がある場合は必ず別途海外旅行で不足分を補うようにしましょう!
私の場合は?
私は今回の育休移住ではクレジットカードは楽天カードとJCBカードを持って来ました。
普段のメインカードは楽天カードですが、ハワイではJCBカードだとトロリーに乗れたり、飲食やショッピングの際に割引があるので割引目的のため年会費がかからないJCBカードを作っていきました。
まずは、クレジットカード付帯の海外旅行保険の補償を調べました。
楽天カードの場合は?(楽天ブラックカードの場合)
最高1億円の海外旅行傷害保険が自動セット、海外旅行中の事故による損害を補償いたします。ご家族の方(配偶者及び生計を共にする親族)も補償の対象となります。
担保項目 | 保険金額(家族保険金額) |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 1億円(1,000万円) |
傷害治療・疾病治療 | 300万円(100万円) |
賠償責任 | 1億円(5,000万円) |
携行品損害 | 50万円(20万円) |
救援者費用 | 300万円(100万円) |
海外旅行を目的にご自宅(日本国内)を出発されたときから、ご自宅にお戻りになるまで(日本出国の前日から入国の翌日まで)の最長90日間補償されます。このご案内は、保険の概要を説明したものです。
引受保険会社:三井住友海上火災保険株式会社
一見すると、かなり補償額は充実しているように見えますが・・・。
一番大切な傷害治療はわずか300万円。傷害死亡や賠償責任は1億円と十分な補償額ですが、海外旅行の際に一番お世話になりそうなのが傷害治療です。
デルタスカイマイルJCBテクオフカードの場合
保険の種類 | 保険金額 | 保険金をお支払いする場合 | |
---|---|---|---|
傷害 | 死亡 後遺障害 |
最高2,000万円 | 旅行期間中の事故によるケガが原因で事故の日から180日以内に死亡または後遺障害を生じたとき |
治療費用 | 1回の事故につき 50万円限度 |
旅行期間中の事故によるケガが原因で医師の治療を受けたとき〔注〕事故の日から180日以内に要した費用に限ります | |
疾病 | 治療費用 | 1回の病気につき 50万円限度 |
旅行期間中に発病または原因が発生し旅行期間中または旅行行程終了後72時間を経過するまでに(特定感染症の場合は30日を経過するまでに※)医師の治療を受けられたとき〔注〕最初の治療日から180日以内に要した費用に限ります
|
賠償責任 | 1回の事故につき 2,000万円限度 |
旅行期間中に誤って他人をケガさせたり他人のものを壊したりして、被害者から法律上の損害賠償を請求されたとき | |
携行品損害 | 1旅行中10万円限度 保険期間中100万円限度 |
旅行期間中に携行する身の回りの品(被保険者の所有するもの)が盗まれたり、事故により壊れたりしたとき
|
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救援者費用等 | 50万円限度 |
旅行期間中に
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補償対象旅行期間 | 3ヵ月 | 海外旅行の目的をもって日本国内の住居を出発されてから住居に帰着されるまでの間で、かつ、日本を出国した前日の午前0時から日本に入国した翌日の午後12時までをいいます |
海外旅行先で病気や怪我をするといくらかかる?
● ハワイ
脳卒中で倒れICU(集中治療室)に緊急搬送。
17日間現地で入院の後、医療専用機で日本へ搬送。
約 2,374万円
● アメリカ
急性心筋梗塞で倒れる。現地で2度の手術を受け、約40日間入院。医療専用機で日本へ搬送。
約 5,105万円
● カンボジア
観光中に遺跡から転落、右後頭部骨折。タイへ緊急搬送後、ICU(集中治療室)で治療。ドクター付き添いのもと、車椅子で帰国。
約 634万円
特にアメリカでは医療費が高いことで有名です。カナダの妊婦さんがハワイ旅行中に早産で出産した際に1億円かかりミリオンダラーベイビーと言われているのは有名な話です。
また医療費が安そうなアジア圏のカンボジアも骨折して634万円!!!
これでは、たった300万円(楽天)50万円(JCB)では全く補償額が足りません。
ですから、クレジットカード付帯の海外旅行保険に頼り切ってしまうのは本当に危険です!!!
それは、育休移住ではない短期間での旅行でも同じです。
クレジットカード付帯の海外旅行保険の中にはアメックスやJCBなどオプションを追加し補償額を充実させることができる海外旅行保険もあるようです。
オプションを追加し保険をカスタマイズできるのであれば、保険料を抑えることができるかもしれません。
それぞれ加入のクレジットカード付帯海外旅行保険をよく調べて見ることをお勧めします。
楽天カードの海外旅行保険はオプションをつけて補償額を充実できるようなカスタマイズはできないと言われました。
ですから、私は保険代理店で個別に加入することにしました。
海外旅行保険!加入際に気をつけることは何?
① 補償額は十分か?
補償額といっても傷害死亡金額ばかり見ていませんか?
死亡補償は自分が万が一なくなってしまった場合のに保険金がおります。
もちろん一家の主人が、旅行中に不慮の事故で亡くなってしまった場合大きな保険金額が補償されることはとても大事なことです。
でもこれだけで満足してはいけません。死亡するようなことはよっぽどの事がない限り考えにくいです。
それよりも、海外で事故にあったり巻き込まれたり、怪我をしたり、病気になった場合の治療にかかる費用が必要になる確率の方が高いのではないのでしょうか?
そのために、しっかりと傷害治療費が充実しているものを選びましょう!
クレジットカードに付帯している海外旅行保険は傷害死亡は充実していても、傷害治療費の補償額が十分ではないものが多いです。
また、特にアメリカなどなんでも裁判になってしまう国は、賠償責任補償の充実も傷害治療費用と同じくらい大切です。旅行期間中に誤って他人をケガさせたり他人のものを壊したりして、被害者から法律上の損害賠償を請求される可能性も加味しておかねくてはいけません。
傷害死亡より傷害治療・賠償責任です!
② 歯科治療や妊娠中の場合の補償に対応しているか?
海外旅行保険は、歯科治療に対する治療費が補償対象外の保険が多々あります。
短期間の旅行であれば、旅行前に歯医者に行くなど事前のメンテナンスができますが、育休移住のように長期の滞在の場合は何が起こるかわかりません。
例えば、硬いものを食べ虫歯の詰め物が取れたり、事故で歯が折れたりすることも十分考えられます。
食べる事は毎日の事なので、歯のトラブルが起きてしまうとせっかくの楽しい旅行も台無しです。
歯科治療も補償の対象になる海外旅行保険の加入をおすすめします。
また、妊娠中の場合も海外旅行保険の補償対象外になる保険がほとんどです。
先に述べたように、カナダからハワイに旅行中の妊婦さんが早産でハワイで出産し1億円かかったという例もあります。
現在、日本で妊婦が加入できる海外旅行保険はAIGのみです。
しかも妊娠22週までなので、それ以降は加入できません。
妊娠22週目以降は海外の旅行保険であれば加入は可能なようですが、全て英語です。よっぽど語学に自信がない限り加入は難しいでしょう。
妊婦さんはAIGの海外旅行保険1択になります。
このように、傷害治療費用の充実だけではなく、その治療費が歯科治療や妊婦にも対応可能かどうか確認しておく必要があります。
妊婦さんには海外旅行保険のAIGがおすすめです。
③ 急な旅程変更の際の対応は可能か?
子連れ旅、子供の体調不良などで帰国日程が1週間延期になったり、また育休移住自体がキャンセルになったりすることも十分考えられます。
他にも、母娘とも元気でも、日本にいる家族が不慮の事故で亡くなったり、危篤状態となりし緊急帰国しなくてはいけない可能性もあります。
そんな急な旅程変更の際にも補償があるかも大切な問題です。
まず、子供の体調不良で帰国日程が1週間延期になった場合、海外旅行保険は出発日から帰国日の日数で保険料が決まります。ですから、帰国が1週間延期になればその分無保険の状態になります。
AIGの海外旅行保険の場合は、日本にいる3親等以内の親族が保険会社に連絡して手続きをすれば、保険期間を延長する事が可能です。
事前に、そうなった場合どこに連絡をすればいいか家族に保険証券や連絡先を渡して起きましょう。
そして、日本にいる家族が死亡・危篤の状態になった場合はオプションをつければ緊急一時帰国費用がつけられます。
それぞれの海外旅行保険でつけられるオプションも様々です。
自分にあったオプションを追加しカスタマイズすることをおすすめします。
④ キャッシュレス診療のクリニックと提携しているか?
通常、海外で病気や怪我で病院を受信した場合は、一旦、個人で支払いをして日本に帰ってから保険会社に請求をし保険金をもらうというシステムが一般的です。
その場合、気をつけなくてはいけないのが、医療費にいくらかかったがなどのレシートをもらわなければいけません。
海外では医療費が高く高額な医療費を一旦個人負担することや、日本に帰ってから保険金を請求しなくてはいけないなど手続きが煩雑です。
今回はキャッシュレス診療という制度で、保険会社から直接医療機関に保険金が支払われる仕組みなので個人負担がありませんでした。(注意:薬は別途個人負担)
全ての医療機関がキャッシュレス診療に対応しているわけではありませんが、保険会社によってはキャッシュレス診療対応可能な医療機関と提携している場合があります。
今回、キャッシュレス対応可能な病院と保険会社を選んだことで、日本に帰国してから本当に何も手続きをせずに楽チンでした。
小さな子供がいるとなるべく面倒な事は省きたいところですよね!
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